ごあいさつ

 私が不動産鑑定業界・不動産コンサルティング業界の門を叩いてから、早くも20年の時が過ぎました。
 この間、2001年に発生したアメリカ同時多発テロ事件、アメリカのサブプライムローンに端を発した2008年のリーマンショック、2011年に発生した東日本大震災、近年の九州地方~西日本を中心とする集中豪雨災害等々、様々な経済事象・自然現象が起こるたびに不動産のあるべき姿を思案しつつ、本日まで業務に邁進してまいりました。
 また、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、観光立国を目指してきた本国の方針は大きな転換を余儀なくされ、観光業や飲食業といった第三次産業への影響は甚大であり、ひいては不動産価格や店舗等の賃料への影響もまた甚大であります。また、感染症予防のため進められてきた在宅ワークの浸透によりオフィスの合理化の動きも加速しつつあり、オフィス賃料の今後の動向もさることながら、通勤をセーブすることによって負担が軽くなったサラリーマン世帯を中心に都心から郊外への転居需要も徐々に顕在化してきております。

 昨年から今後数年に渡っては、歴史的に見ても一大転換点を迎えているのは明白であり、それに伴って不動産の存在意義が色々な側面から問われるのは言うまでもありません。
 このような状況下において、我々はお客様の生活や経済活動にとって、不動産という存在が如何に有用なものになるかを自問自答するとともに、お客様に寄り添って前進していただく一助になることができれば、それは望外の喜びであります。

 不動産に関してお困りの点がございましたら是非ともご一報ください。
 評価・コンサルティング・売買・賃貸等々何でも結構ですし、ご相談料は一切頂戴いたしません。

 以上、末永くよろしくお願い申し上げます。

浜野不動産鑑定士事務所
代表 濱野俊宏